みなさんこんにちはKazuです。
先日とある機会にタイトルの通りではありますが「おぎのやの釜飯」を頂きました。
ご存知ない方もいらっしゃるかと思いますので簡単にご紹介しますと、明治18年創業の群馬県は安中市、横川駅前に本店がある駅弁屋さんで、現在は高速のサービスエリアや各支店で購入することが出来ます。
なんと言っても折り詰めではなく陶器の釜が弁当の器である事が最大のインパクトではないでしょうか。
私が幼少の頃は親戚が帰郷の際にお土産で買ってきてくれることが多く、容器が容器ですから捨てるのも大変だったので庭には無駄に陶器の釜がオブジェ?のように鎮座していたことを覚えています。
正直子供の頃は嫌いなものばかり入っていてあまり箸が進まなかったですね。特に目立つところに盛り付けられた杏子は何故入っているのか理解できませんでした。
杏子、椎茸、うずらの卵、ゴボウ、タケノコ、グリンピース、栗、紅生姜、鶏肉が入っています、オムライスやハンバーグといった子供が好きな食べ物の代表格とは対極と感じます。
ところが今回、十数年ぶりに食べた釜飯に感動を覚え、また食べたいと思いました。
はじめに椎茸を食べました。水分が多いと食感が気持ち悪いですが完璧な状態で味も旨味と塩味が凝縮していて素晴らしく、その流れで杏子を食べました。
この時感じたのは「あれ?おいおい杏子ってこの弁当になくてはならないレベルなんじゃないか」と。
整腸作用があると謳われていますがそれ以上におかずとして成り立っていると初めて思いました。
杏子を皮切りに、あんなに食べられなかった釜飯は一度も箸が止まることなく完食。
しかし唯一残したものがあります。それは香の物で、酒粕漬けのような漬物が少しだけ入っているのですがこれだけは若干残しました(汗)
酒粕は好き嫌いがほとんどない私の三大苦手な食べ物なので出来るだけ食べてからごめんなさいをしました(好きな人には美味しいそうです)。
冷めていても美味しく、次回は温かいうちに食べてみたいですね。
因みに器の釜は捨てず、雑炊やお粥など、又はご飯を炊くなど使い道があるという。楽しみが食事のときだけでは終わらない、素晴らしいですね。